嵐山釣友会競技会
嵐山釣友会秋季競技会は久し振りの秋晴れに恵まれた日曜日、九月六日開催。午前六時島本釣具店前に集合した参加者の三十名は、直ちに川に向って出発、午後二時の締切時間まで、各自得意の釣で技をふるい左の如き成績で盛会裡に終了した。
一、吉野巌   四一〇匁
二、荒井広作  三八〇
三、金子良貞  三五〇
四、杉田松之助 二八〇
五、関根由平  二八〇
六、新井一平  二七〇
七、上条昭治  二五〇
八、小沢栄太郎 一八五
九、向井万次郎 一七五
一〇、山岸一利 一七五
(以下入賞十八位まで略)
この日の総釣上高は四貫五百匁、種類は、主としてハヤ、クキ、フナ、釣法は、たたき、流し、かばり、あんま等であった。
尚午後五時からは役場会議室で懇親会を開催、四貫五百匁の魚を天婦羅にあげて豪華な宴会がにぎやかに秋の夜と共に更けた。例により名誉会員、村長、助役、議長、組合長、来賓、埼玉日報橋本氏や、嵐山駅長等の顔も見えた。
『菅谷村報道』37号 1953年(昭和28)9月10日

※嵐山町菅谷生まれ・60代後半の男性の話:川魚は「アユ」と「雑魚(ざこ)」に二大別。「アユ」は別格。「ハヤ」は「オイカワ」の地元名。菅谷では「オイカワ」を「ヤマベ」とは呼んでいなかった。「ヤマベ」は浦和から来た人が言ってるのを聞いたことがある。「クキ」は「ウグイ」の地元名。「ハヤ」より腹わたが少なくうまかった。数は、「クキ」を2から3とすると、「ハヤ」は7から8だった。