GO! GO! 嵐山 3

嵐山ふるさと塾・チーム嵐山

寺院明細帳

空から見た嵐山町 364 広野 2011年10月

嵐山町広野(ひろの)
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2011年10月4日、内田泰永さん撮影

A:太田坊橋、B:竹ノ花橋、C:大正橋、D:高倉橋(粕川)
E:広野下郷集会所、F:扇沼、G:金皿山(かなさらやま)、H:深谷沼(ふかやつぬま)、I:広野二区自治会館(嵐山町広野)
J:広野下郷橋、K:広野中郷橋(関越自動車道)
L:埼玉県道69号深谷嵐山線
M:八宮神社、N:百庚申、O:永嶋商店、P:嵐山中部第4貯水池、Q:嵐山中部第3貯水池、R:寺沼、S:広正寺(曹洞宗)、T:広野上中郷集会所、U:武蔵嵐山霊園、V:JA埼玉中央ライスセンター(嵐山町広野)(ひろの)
W:エコ計画嵐山エコスペース(嵐山町花見台)(はなみだい)
X:おおむらさきゴルフ倶楽部(滑川町中尾)(なかお)
Y:二ノ宮山(131.8m)(滑川町伊古)(いこ)
Z:滑川

寺院明細帳 曹洞宗 金泉寺 七郷村(現・嵐山町)越畑 ルビ・注

埼玉縣管下武蔵国比企郡越畑村(おっぱたむら)字大堂
  同縣同国同郡廣野村廣正寺(こうしょうじ)末
曹洞宗(そうとうしゅう)*1
  通幻派(つうげんは)*2
  *1:曹洞宗は鎌倉時代に道元によって開かれた仏教の宗派。
  *2:通幻派は南北朝時代に活躍した通幻禅師の流れを汲んだ人びと。通幻禅師は越前、能登、丹波で活躍し、通幻派は曹洞宗のなかで大きな派になり、通幻の建てた福井県の龍泉寺は通幻派の本山になっている。

 金泉寺(きんせんじ)
      昭和十七年(1942) 月 日規則ヲ認可ス

一 本尊(ほんぞん) 釋迦牟尼佛(しゃかむにぶつ)*1
  *1:古代インドで釈迦族出身の聖者を意味する。仏教の開祖、いわゆるお釈迦様のこと。

一 由緒(ゆいしょ) 寛永十九年(1642)八月建立
  開祖 南叟玄寿(なんそうげんじゅ) 廣正寺二世ナリ

一 本堂 間口七間三尺 土蔵 間口三間
     奥行七間三尺    奥行弐間
一 庫裏(くり)*1 間口六間三尺
         奥行三間三尺
  *1:寺の住職や家族の住んでいる建物。

一 衆寮(しゅうりょう)*1 間口四間
             奥行三間三尺
  *1:修行僧の住んだ建物。

一 境内 五百三拾五坪 官有地第四種

一 境外所有地
田反別(たんべつ) 壱反八畝(せ)拾歩(ぶ) 越畑村大堂
 地價(ちか) 金六拾弐円廿八銭(せん)六厘(りん)
田反別 五畝八歩 同村字同所
 地價 金拾七円九拾銭壱厘
田反別 壱畝廿壱(にじゅういち)歩 同村字同所
 地價 金五円七拾八銭三厘
田反別 三畝廿六歩 同村字同所
 地價 金拾三円拾弐銭七厘
田反別 弐拾五歩 同村字同所
 地價 金弐円八拾四銭六厘
田反別 一反九畝十四歩 同村字六反町一二八二ノ一
 地價 金七拾五円四十九銭
田反別 壱反六畝廿四歩 同村字川後谷
 地價 金五拾七円五銭四厘
田反別 三反三畝廿四歩 同村字同所
 地價 金百拾四円七拾九銭六厘
田反別 三畝廿四歩 同村字同所
 地價 金拾弐円八拾九銭八厘
田反別 壱畝拾九歩 同村字軽巻
 地價 金五円五拾五銭四厘
畑反別 弐畝廿四歩 同村字大堂
 地價 金弐円七拾八銭五厘
畑反別 壱反四畝拾五歩 同村字同所
 地價 金拾四円四拾弐銭八厘
畑反別 六畝九歩 同村字松沢
 地價 金六円廿七銭三厘
畑反別 壱反五畝廿歩 同村字同所
 地價 金拾五円六拾五銭弐厘
畑反別 弐反拾六歩 同村字同所
 地価 金弐円五拾弐銭五厘
畑反別 弐畝拾九歩 同村字東川端七八〇ノ一
 地價 金二円六十七銭
畑反別 五畝拾歩 同村字深谷
 地價 金六円五拾三銭三厘
畑反別 三反三畝拾弐歩 同村字山ノ神
 地價 金四拾円八拾八銭弐厘
畑反別 壱反五畝廿歩 同村字同所
 地價 金拾五円六拾五銭弐厘
畑反別 弐反拾六歩 同村字同所
 地價 金弐円五拾弐銭五厘
山林反別 壱反四畝五歩 越畑村字大堂一〇一五番
 地價 金弐円拾参銭
山林反別 壱反五畝拾九歩 同村字山ノ神
 地價 金弐円三拾四銭五厘
山林反別 八反弐畝廿四歩 同村字大堂
 地價 金拾弐円四拾弐銭
山林反別 壱町四反四畝九歩 同村字立山
 地價 金廿壱円六拾四銭五厘
山林反別 三反廿五歩 同村字同所
 地價 金四円六拾弐銭五厘
林反別 壱畝七歩 同村字大堂
 地價 金拾八銭五厘
林反別 壱反五畝拾四歩 同村字大堂
 地價 金弐円三拾弐銭
林反別 六畝七歩 同村字同所
 地價 金九拾三銭五厘
林反別 弐畝廿壱銭 同村字同所
 地價 金四拾銭五厘
林反別 三反七畝六歩 同村字幡後谷前
 地價 金五円五拾八銭
林反別 壱反弐畝拾六歩 同村字同所
 地價 金壱円八拾八銭
林反別 四畝拾六歩 同村字川後岩入
 地價 金六拾八銭
林反別 壱反弐畝□ 同村字十三間一八四五ノ一
 地價 金壱円八拾壱銭
林反別 八畝廿五歩 同村字軽巻
 地價 金壱円三拾壱銭
溜池(ためいけ)反別 弐畝拾壱歩 同村字立山
溜池反別 壱畝七歩 同村字川後谷
溜池反別 五畝弐歩 同村字川後岩入
墓地 四畝拾歩 同村字立山

一 壇徒(だんと) 三百四拾九人

一 管轄庁迄(かんかつちょうまで) 拾四里
                    以上
 ※山号額
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「曹洞宗・大龍山金泉寺 〜紫陽花と大銀杏の咲くお寺〜」(HP)

 あじさい祭実施中
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 アジサイ80種・2500株
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 2011年6月23日撮影

寺院明細帳 天台宗 龍泉寺 古里村(現・嵐山町)

埼玉縣管下武蔵国比企郡古里村字中内出(なかうちで)
 東京府下武蔵国豊嶌郡浅草浅草寺末
  天台宗*1延暦寺派(えんりゃくじは)*2 
   瀧泉寺(りゅうせんじ)
     *1:平安時代に唐の天台山で天台宗を学んだ最澄が帰国して比叡山に延暦寺をつくり、新しく開いた仏教の宗派。空海の開いた真言宗とともに平安仏教の中心になった。
     *2:延暦寺を本山とする天台宗の山門派のこと。

    「昭和十七年【1942】 月 日規則ヲ認可ス」

一 本尊(ほんぞん) 阿彌陀佛(あみだぶつ)
一 由緒(ゆいしょ) 不詳(ふしょう)
一 本堂 間口五間(まぐちごけん) 奥行(おくゆき)五間(ごけん)
一 境内 四百三拾九坪(つぼ) 官有地第四種
一 境内佛堂 壱宇(いちう)*1
     薬師堂(やくしどう)
      本尊(ほんぞん) 薬師如来(やくしにょらい)
      由緒 不詳
      建物 間口弐間 奥行弐間五尺
     *1:一棟。

一 檀徒(だんと) 八人
一 管轄庁迄(かんかつちょうまで) 拾弐(じゅうに)里*1廿(にじゅう)七町(ちょう)*2
     *1:一里は約3.927キロメートル。
     *2:一町は約109メートル。
                        以上

     埼玉県立文書館所蔵『比企郡寺院明細帳』

瀧泉寺(四沺
1956年(昭和31)、飯島四郎次さん奉納

寺院明細帳 曹洞宗 宝城寺 菅谷村(現・嵐山町)志賀 ルビ・注

埼玉縣管下武蔵國比企郡志賀村字上ノ山
 同縣同國同郡中尾村慶徳寺(けいとくじ)末
  曹洞宗(そうとうしゅう)通幻派(つうげんは)
 宝城寺(ほうじょうじ)
一 本尊 正観音(しょうかんのん)*1
  *1:聖観音(しょうかんのん)と同じ。諸観音の根本になるので特に聖観音という。

一 由緒(ゆいしょ) 不詳(ふしょう)
一 本堂 間口(まぐち)拾間
     奥行(おくゆき)七間
一 庫裡(くり) 間口三間三尺
        奥行壱間三尺
一 境内 八百五拾坪 官有地第四種
一 境内佛堂 二宇(う)*1
  *1:二棟(むね)。

   昭和廿三年三月十五日 七六三坪二勺(しゃく)
   決 昭和廿四年四月三十日 七六三坪○二勺
   昭和十七年 月 日 規則ヲ認可ス

閻魔堂(えんまどう)*1
  *1:死後の世界を支配し、亡者の生前の行為を裁き懲罰(ちょうばつ)を加えるという閻魔を祀ったお堂。

 本尊 十王*1
  *1:冥土で死者を裁く十人の王。

 由緒 不詳
 建物 間口三間三尺
    奥行二間三尺

不動堂(ふどうどう)
 本尊 不動尊(ふどうそん)*1
  *1:悪魔や迷いを押さえ静める力を持つ不動明王(ふどうみょうおう)。

 由緒 不詳
 建物 間口二間
    奥行二間三尺

一 境外所有地
畑反別(はたたんべつ)弐反三畝(せ)六歩(ぶ) 志賀村字西町裏
 地價(ちか)金八拾七円八拾五銭(せん)三厘(りん)
田反別(たたんべつ)弐反八歩 同村字殿ヶ谷戸
 地價金六拾弐円七拾九銭壱厘
田反別弐反壱歩 同村字大木ヶ谷戸
 地價金七拾五円八拾七銭壱厘
田反別弐畝壱歩 同村字同所
 地價金七円七拾壱銭壱厘
田反別四畝壱拾歩 同村字諏訪ノ入
 地價金拾六円四拾三銭弐厘
田反別六畝拾八歩 同村字同所
 地價金弐拾円四拾七銭壱厘
畑反別五畝拾歩 同村字吹上ヶ
 地價金五円三拾銭九厘
畑反別弐畝廿七歩 同村字本竹
 地價金弐円八拾弐銭弐厘
畑反別七畝壱歩 同村字北町裏
 地價金拾円弐拾弐銭
畑反別拾壱歩 同村字西町裏
 地價金拾六銭八厘
畑反別九畝廿弐歩 同村字同所
 地價金九円六拾八銭五厘
畑反別壱反三畝拾九歩 同村字同所
 地價金拾九円八拾壱銭四厘
畑反別廿弐歩 同村字同所
 地價金六拾四銭三厘
畑反別弐反六畝拾八歩 同村字殿ヶ谷戸
 地價金三拾八円六拾六銭三厘
畑反別壱反弐畝廿七歩 同村字仲町
 地價金廿壱円七拾壱銭壱厘
畑反別弐畝三歩 同村字押出
 地價金壱円八拾五銭壱厘
畑反別壱畝三歩 同村字上ノ山
 地價金九拾六銭四厘
林反別弐畝廿二歩 同村字西町裏
 地價金四拾壱銭
山林参畝弐拾六歩 同所一一五八番ノイ
 地價金七拾七銭
林反別四反三畝七歩 同村字殿ヶ谷戸
 地價金八円六拾四銭七厘
林反別廿弐歩 同村字上ノ山
 地價金三銭七厘
林反別壱反四畝三歩 同村字同所
 地價金弐円八拾弐銭
山林弐町五反六畝弐拾五歩 同所一四七三番ノイ
 地價金参拾八円五拾参銭
山林反別壱町九反弐畝拾歩 同村字同所
 地價金弐拾八円八拾五銭
溜池(ためいけ) 五畝拾七歩 同村字殿ヶ谷戸

一 檀徒(だんと) 九拾弐人
一 管轄庁迄(かんかつちょうまで) 拾壱里拾参町
                      以上

境外所有地
一 畑壱畝拾九歩 菅谷村大字志賀字上ノ山 四七三番ノロ
   地價金壱円参拾四銭
一 畑弐畝拾七歩 仝所字西町裏一一五八番ノロ
   地價金弐円拾弐銭
一 畑弐拾壱歩 字上ノ山一四五四番
   地價金五拾八銭
一 畑参畝拾歩 字西町裏一一五三番
   地價弐円四拾参銭

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2003年5月22日 小川京一郎さん撮影

寺院明細帳 天台宗 平沢寺 菅谷村(現・嵐山町)平沢 ルビ・注

埼玉県管下武蔵国比企郡平澤村字入
 同県同国入間郡小仙波村中院(なかいん)末
  天台宗(てんだいしゅう) 平澤寺(へいたくじ)

一 本尊(ほんぞん) 阿彌陀如来(あみだにょらい)

一 由緒(ゆいしょ) 創立年度不詳(ふしょう)ニテ中興開基(ちゅうこうかいき)比企郡西平(にしだいら)慈光寺(じこうじ)住職重永ト云僧、天正之頃(てんしょう)(1573−1592)再建。然(しか)シテ後天保九年(てんぽう)(1838)五月焼失セリ。仝十年(1839)該寺(がいじ)*1本堂建立。降(くだっ)テ明治十三年(1880)檀徒(だんと)ノ寄附ヲ以テ修繕(しゅうぜん)ヲ加フ
     昭和十七年(1942) 月 日  規則ヲ認可ス
  *1:その寺。


一 本堂 間口(まぐち)六間(けん)
     奥行(おくゆき)三間

一 境内 二百九拾四坪 ○決昭和二十四年(1949)十一月二十五日
     四五七坪七合七勺
     二八四坪トアリ(官有地第四種)

一 境外所有地
田反別(たたんべつ) 三畝(せ)十四歩(ぶ) 平澤村字表
 地價(ちか) 金拾三円拾貮銭七里
田反別 壱補壱八歩       同村字後谷
 地價 金七円拾六銭
田反別 三畝廿四歩       同村字京枝
 地價 金貮拾円九拾三銭
田反別 六畝貮歩        同村同字
 地價 金三拾五円五拾貮銭七里
田反別 五畝廿五歩       同村字入
 地價 金貮拾貮円七銭八里
畑反別 貮畝三歩        同村字後谷
 地價 金貮円五拾七銭
畑反別 貮畝廿貮歩       同村同字
 地價 金三円三拾五銭壱里
畑反別 三畝拾壱歩       同村同字
 地價 金三円三拾五銭壱厘
畑反別 壱反拾三歩       同村字上原
 地價 金七円九拾八銭七里
畑反別 八畝廿三歩       同村字松葉
 地價 金八円七拾貮銭壱厘
畑反別 貮畝十六歩       同村字入
 地價 金三円拾銭六里
畑反別 五畝廿三歩       同村同字
 地價 金五円七拾三銭八里
林反別 壱畝廿五歩       同村字峯
 地價 金拾八銭三里
林反別 壱反四畝廿壱歩(一反三畝拾五歩) 同村字上原七四ノ一
 地價 金貮円貮拾銭五厘
芝地(しばち)反別 貮畝七歩   同村字入
 地價 金六銭七里

一 檀徒(だんと)   四拾壱人

一 管轄廰迄(かんかつちょうまで) 拾壱里九町貮間四尺
                      以上
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2003年5月22日 小川京一郎さん撮影

寺院明細帳 曹洞宗 千手院 菅谷村(現・嵐山町)千手堂 ルビ・注

埼玉縣管下武蔵国比企郡千手堂村字谷
 同縣同国同郡遠山村遠山寺末
  曹洞宗 徹通派(てっつうは)
   千手院(せんじゅいん)
   *1:曹洞宗大本山永平寺三世・大乗寺開山徹通義介(てっつうぎかい)(1219ー1309)の教えを受け継ぎ広めた人たち。徹通義介の法を継いだ瑩山紹瑾(けいざんじょうきん)(1268-1325)が、能登に永光寺や総持寺などを開創して弟子を育て、その弟子達により曹洞宗の教勢は全国的に拡張された。

一 本尊 千手観世音(せんじゅかんぜおん)

一 由緒(ゆいしょ) 千手観音人皇六拾三代村上天皇天暦三年(てんりゃく)(949)千手観音堂御造立アラセラレ應和二年(おうわ)(962)武蔵国比企郡ニ於テ地一区ヲ併賜フ。故ニ村ヲ千手堂ト名ケ寺ヲ千手院ト号シ山ヲ普門ト号ス。堂宇創立一年三月ニシテ再成ス。而後(じご)文治(1185—1190年)建久(1190—1199年)ノ頃兵火ニ係リ諸堂焼失ス。後数代ヲ経テ天文(1532―1555年)中幻室和尚ニ至リ再ヒ造営ス。豈図(あにはから)ンヤ享保元年(きょうほう)(1716)又焼亡ス。然(しかる)ト雖(いえ)トモ御龍牌観音像而巳(のみ)現在セリ。
 維新後(いしんご)除地上知。又明治九年(1876)三月諸堂焼失(しょうしつ)ス。檀徒合力(ごうりょく)シテ當時再建ス。
   昭和十七年  月  日 規則ヲ認可ス

一 本堂 間口七間 奥行六間

一 境内坪数 八百拾三坪 官有地第四種

一 境内佛堂 壱宇(いちう) 昭和廿三年四月廿一日
        八八七坪六四
 観音堂 
  本堂 千手観世音 ○決昭和二十四年十月十八日
   八八七坪六合四勺
  由緒 不詳
  建物 間口二間 奥行三間

一 境外所有地
田反別(たたんべつ) 六畝拾四歩 千手堂村字明神前
 地價(ちか) 金貮拾貮円貮拾六銭貮厘
田反別 六畝拾九歩 同村字同所
 地價 金貮拾円五拾六銭三厘
田反別 五畝貮拾五歩 同村字沼下
 地價 金貮拾六円拾壱銭七厘
田反別 壱反四畝七歩 同村字谷
 地價 金五拾円三円八拾八銭七厘
田反別 壱反六畝拾八歩 同村字同所
 地價 金拾貮円六拾九銭九厘
林反別 壱反五畝七歩 千手堂村字原
 地價 金壱円五拾貮銭三厘
林反別 貮畝廿八歩 同村字中原
 地價 金五拾八銭七厘
林反別 三反六畝九歩 同村字明神前
 地價 金五円四拾四銭五厘
林反別 壱反四畝四歩 同村字小千代山
 地價 金壱円四拾壱銭三厘
林反別 四畝壱歩 同村字谷
 地價 金八拾銭七厘
林反別 壱反七畝拾四歩 同村字同所
 地價 金貮円六拾貮銭
林反別 四畝拾五歩 同村字同所
 地價 金九拾銭
林反別 貮反七畝廿二歩 同村字同所
 地價 金四円拾六銭
山林反別 九畝九歩 同村字比丘尼山
 地價 金九拾三銭

一 檀徒(だんと) 百拾人

一 管轄廰迄(かんかつちょうまで) 拾壱里廿五町
               以上

山林 壱反壱畝拾歩 菅谷村大字千手堂字明神前
 地價 金壱円拾参銭
山林 壱町壱反四畝九歩 同村同大字字谷
 地價 金拾壱円四拾参銭

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2003年5月22日 小川京一郎さん撮影

寺院明細帳 日蓮宗 光照寺 菅谷村(現・嵐山町)千手堂 ルビ・注

埼玉県管下武蔵国比企郡(ひきぐん)千手堂村(せんじゅどうむら)字原(はら)
 下総国葛飾郡真間村(ままむら)弘法寺(ぐほうじ)*1末
  日蓮宗(にちれんしゅう)*2一致派(いっちは)*3
   光照寺(こうしょうじ)
   *1:現・千葉県市川市真間4-9-1にある真間山弘法寺(ままさんぐほうじ)。
   *2:鎌倉時代の日蓮(にちれん)を開祖とする仏教の宗派。現在総本山は山梨県身延山(みのぶさん)にある久遠寺(くおんじ)、宗務院は東京の池上本門寺(いけがみほんもんじ)。
   *3:日蓮宗の一派。法華経二十八品の後半十四品を本門と、前半十四品の迹門(しゃくもん)に説かれる理は一致したものであって、勝劣はないのだと説く。現在の日蓮宗はこれに該当する。
 これに対して、法華経後半の本門がすぐれ、前半の迹門が劣ると説くのが勝劣派で、法華宗本門流・法華宗陣門流・顕本法華宗・本門法華宗・法華宗真門流・日蓮正宗などがある。
 歴史的には、明治政府が仏教の各宗派に一宗派一管長制による統一教団の結成を要求したことにより、1872年(明治5)に日蓮系の諸派は日蓮宗を形成。しかし1874年(明治7)教義の違いから日蓮宗一致派と日蓮宗勝劣派に分かれた。1876年(明治9)に日蓮宗一致派は日蓮宗と改称した。1941年(昭和16)、宗教団体法にもとづいて、日蓮宗・顕本法華宗・本門法華宗の三派がそれぞれの組織を解消して対等合併(「三派合同」)し、あらたに日蓮宗を発足させた。

一 本尊 三宝(さんぼう)*1
   *1:準備中→ウィキペディア「三宝尊」

一 由緒(ゆいしょ) 元和二年(げんな)(1616)中興開山日栄
          延享(えんきょう)年中(1744―1748)焼失再建ス

一 本堂 間口四間 奥行四間二尺

一 境内 四百五拾三坪 官有地第四種

一 境内佛堂一宇(いちう)
 番神堂
  本尊 三十番神
  由緒 番神免(ばんしんめん)トシテ境内山林御除地(じょち)維新(いしん)後上知(じょうち)*1
  堂 間口二間 奥行三間
   昭和十七年  月  日  規則ヲ認可ス
   *1:境内の山林が番神堂の免税地になっていたが、明治維新後返納された。

一 境外所有地
田反別(たたんべつ) 五畝(せ)九歩 千手堂村字石堂
 地價 金拾六円四拾三銭二厘
田反別 貮拾歩 同村字中島
 地價 金五拾銭五厘
田反別 五畝廿三歩 同村字沼下
 地價 金貮拾五円七拾九銭六厘
畑反別 四畝廿歩 同村字川枝
 地價 金三円貮銭九厘
畑反別 壱反貮畝壱歩 同村字同所
 地價 金拾壱円九拾六銭五厘
畑反別 壱反四畝拾壱歩 同村字同所
 地價 金拾五円九拾四銭三厘
畑反別 九畝三歩 同村字石堂
 地價 金拾円九銭八厘
畑反別 六畝壱歩 同村字中島
 地價 金八円七銭八厘
畑反別 三畝拾弐歩 同村同所
 地價 金貮円六拾銭壱厘
畑反別 壱畝拾七歩 同村同所
 地價 金壱円拾九銭三厘
林反別 貮畝廿壱歩 同村字川枝
 地價 金四拾銭五厘
林反別 壱反三畝廿六歩 同村字同所
 地價 金壱円三拾八銭七厘
林反別 壱反貮畝拾九歩 同村字同所
 地價 金壱円貮拾六銭三厘
林反別 貮畝廿四歩 同村字中原
 地價 金五拾六銭
林反別 壱畝廿六歩 同村字石堂
 地價 金弐拾八銭
林反別 四畝廿八歩 同村字中島
 地價 金七拾四銭
林反別 貮畝廿六銭歩 同村字千代山
 地價 金貮拾八銭七厘
山林反別 六畝三歩 同村字比丘尼山
 地價 金六拾壱銭
山林反別 貮拾九歩 同村字同所
 地價 金九銭七厘
山林反別 壱反壱畝拾歩 同村字同所
 地價 金壱円拾三銭三厘
山林反別 六畝廿八歩 同村字上ノ山
 地價 金三拾四銭七厘

一 檀徒(だんと) 六拾五人

一 管轄廰迄(かんかつちょうまで) 拾壱里拾五町
                      以上

山林 六畝弐拾参歩 千手堂字上ノ山八九六番
 地價 金六拾八銭
田 弐畝拾四歩 千手堂字中原一九一番
 地價 金四円四拾八銭
畑 五畝壱歩 千手堂字中島四五〇番
 地價 金参円拾九銭
畑 五畝四歩 千手堂字中原一九二番
 地價 金参円弐拾六銭
原野 壱畝拾八歩 千手堂字石堂二九三番ノ三
 地價 金五銭
原野 弐畝弐拾参歩 千手堂字中原一八九番
 地價 金八銭
田 五畝拾五歩 千手堂字七百十八番
 地價 金拾八円五拾四銭
山林 壱反八畝歩 千手堂字比丘尼山八二三番
 地價 金壱円八拾銭

00249

00253

00256
2003年5月22日 小川京一郎さん撮影

寺院明細帳 時宗 向徳寺 菅谷村(現・嵐山町)大蔵 ルビ・注

埼玉縣管下武蔵國比企郡大蔵村字堀ノ内
 神奈川縣管下相模國藤沢駅清浄光寺(しょうじょうこうじ)末
  時宗(じしゅう) 遊行派(ゆぎょうは)*1
  *1:清浄光寺を本山とする時宗十二派の主流派。

   向徳寺(こうとくじ)
        昭和十七年(1942) 月 日 規則認可
一 本尊 阿彌陀佛(あみだぶつ)
一 由緒 不詳
一 本堂 間口九間(まぐちきゅうけん)
     奥行(おくゆき)七間
一 庫裡(くり) 間口七間 昭和二年三月六日庫裡改築許可
        奥行四間 昭和二年五月十日竣工
一 鐘楼堂(しょうろうどう) 間口壱間三尺
              奥行壱間三尺
一 冠門*1 間口壱間三尺
      奥行壱間
  *1:冠木門(かぶきもん)。門柱の上に横木を渡した門。

一 境内坪数 千二百七坪 官有地第四種
一 境外所有地 昭和廿三年(1948)四月十日 八七七坪六一
      決 昭和二十四年十一月二十五日 九一五坪六合三勺

田反別(たたんべつ) 六歩(ぶ) 大蔵村字堀ノ内
 地價(ちか) 金四拾壱銭弐厘
田反別 壱畝七歩 大蔵村字柏田
 地價 金弐円五拾七銭
田反別 三畝六歩 同村字同所
 地價 金拾八円七拾弐銭七厘
田反別 八畝拾六歩 同村字同所
 地價 金五拾弐円八拾七銭七厘
田反別 三畝三歩 同村字同所
 地價 金七円四拾八銭弐厘
田反別 三畝五歩 同村字同所
 地價 金六円五拾六銭四厘
田反別 壱反八畝拾弐歩 同村木ノ宮
 地價 金百廿六円六拾八銭四厘
田反別 壱畝拾六歩 同村字上川原
 地價 金六円八拾八銭五厘
田反別 四畝拾八歩 同村字下川原
 地價 金弐拾六円九拾四銭三厘
田反別 五畝拾三歩 同村字同所
 地價 金三拾壱円八拾銭九厘
田反別 五畝拾六歩 同村字同所
 地價 金三拾弐円四拾銭五厘
田反別 壱畝廿九歩 同村字同所
 地價 金七円四十三銭六厘
田反別 壱畝弐拾歩 同村字同所
 地價 金八円六拾弐銭九厘
田反別 壱畝拾弐歩 同村字同所
 地價 金八円弐拾壱銭六厘

畑反別 三畝廿八歩 大蔵村字大東
 地價 金八円四拾三銭
畑反別 四畝弐拾歩 同村字同所
 地價 金拾弐円拾三銭三厘
畑反別 弐畝歩 同村字同所
 地價 金四円廿八銭四厘
畑反別 八畝弐歩 同村字同所
 地價 金拾九円拾弐銭六厘
畑反別 六畝廿三歩 同村字同所
 地價 金拾七円五拾九銭五厘
畑反別 壱反三畝八歩 同村字同所
 地價 金三拾七円五拾四銭六厘
畑反別 五畝廿六歩 同村字同所
 地價 金拾六円六拾銭壱厘 
畑反別 六畝拾八歩 同村字同所
 地價 金拾七円拾六銭七厘
畑反別 七畝拾歩 同村字同所
 地價 金拾五円七拾壱銭三厘
畑反別 八畝拾壱歩 同村字同所
 地價 金拾五円四銭
畑反別 九畝三歩 同村字同所
 地價 金拾六円三拾五銭六厘
畑反別 七畝拾五歩 同村字堀ノ内
 地價 金九円拾八銭
畑反別 八畝弐歩 同村字同所
 地價 金拾九円拾弐銭五厘
畑反別 五畝拾歩 同村字同所
 地價 金七円拾四銭五厘
畑反別 五畝廿七歩 同村字同所
 地價 金拾四円
畑反別 五畝拾六歩 同村字同所
 地價 金拾円五拾八銭八厘
畑反別 四畝廿九歩 同村字同所
 地價 金四円九拾四銭弐厘
畑反別 五畝廿五歩 同村字同所
 地價 金拾壱円拾五銭四厘
畑反別 壱反壱畝廿弐歩 同村字同所
 地價 金拾四円三尺六銭七厘
畑反別 壱反弐畝廿七歩 同村字同所
 地價 金三拾参円五拾五銭三厘
畑反別 五畝拾九歩 同村字同所
 地價 拾弐円七銭弐厘
畑反別 壱反壱畝四歩 同村字同所
 地價 金廿壱円廿九銭八厘
畑反別 七畝拾七歩 同村字同所
 地價 金拾壱円八拾七銭三厘
畑反別 四畝七歩 同村字同所
 地價 金四円六拾九銭七厘
畑反別 五畝廿壱歩 同村字同所
 地價 金拾円廿五銭壱厘
畑反別 壱反壱畝廿壱歩 同村字同所
 地價 金拾八円三拾四銭五厘

林反別 七畝廿三歩 同村字小谷
 地價 金壱円拾六銭五厘
林反別 三反拾三歩 同村字大谷
 地價 金四円五拾六銭五厘
林反別 弐畝廿八歩 同村字堀ノ内
 地價 金五拾八銭七厘
林反別 壱反五畝廿九歩 同村字同所
 地價 金三円拾九銭三厘
林反別 弐反四畝六歩 上唐子村字西原
 地價 金三円六拾三銭
林反別 弐反拾三歩 将軍沢村字一町田
 地價 金三円六銭五厘
林反別 弐反三畝七歩 同村字上大谷
 地價 金四円六十四銭七厘
林反別 五畝拾三歩 同村字丸山
 地價 金弐拾七銭弐厘
林反別 壱反九畝拾八歩 同村字三反田
 地價 金弐円九拾四銭

 明治四十一年八月十五日届出ニ依リ改訂
畑反別 六畝三歩 大蔵村字堀ノ内
 地價 金六拾壱銭

 同上
畑反別 三畝拾弐歩 同村字同所
 地價 金三拾四銭

一 檀徒(だんと) 弐百五拾人
一 管轄廳迄(かんかつちょうまで) 拾壱里弐町

   以上

 山林 四反弐畝拾九歩 菅谷村大字大蔵字下
 地價 金弐円拾参銭
山林 壱反四畝三歩 菅谷村大字大蔵字坂下
 地價 金弐円拾弐銭

00208

00210

00213
2003年5月22日 小川京一郎さん撮影

寺院明細帳 天台宗 安養寺 菅谷村(現・嵐山町)大蔵 ルビ・注

埼玉縣管下武蔵国比企郡大蔵村字坊ノ上
 同縣同国同郡下青鳥村浄光寺末
  天台宗山門派*1
  *1:比叡山延暦寺を本山とする天台宗の派。

   安養寺(あんようじ)
一 本尊(ほんぞん) 阿弥陀仏
一 由緒(ゆいしょ) 不詳
一 本堂 間口(まぐち)八間(けん)三尺
     奥行(おくゆき)六間三尺
一 門 間口壱間半
    奥行壱間
一 境内 弐百八拾五坪 民有地第一種 安養寺名受
一 境内佛堂 壱宇(いちう)*1
   薬師堂 本尊 薬師如来(やくしにょらい)
    由緒 不詳
    堂宇 間口二間三尺 奥行三間
  *1:一棟。

一 境外所有地
田反別(たたんべつ) 壱畝二歩 大蔵村字坊ノ上
 地價(ちか) 金弐円四拾七銭九厘
田反別 六畝拾八歩 同村字下川原
 地價 金四拾円八拾九銭七厘
田反別 五畝八歩 同村字同所
 地價 金拾円八拾七銭八厘
田反別 廿五歩 同村字柏田
 地價 金壱円五拾壱銭五厘
田反別 拾九歩 同村字同所
 地價 金壱円五拾壱銭五厘
田反別 三畝歩 同村字上川原
 地價 金拾壱円三拾八銭三厘
田反別 壱畝三歩 将軍沢村字東方
 地價 金六円五銭九厘
田反別 八畝四歩 同村字一町田
 地價 金四拾四円七拾九銭八厘
田反別 弐畝五歩 同村字同所
 地價 金九円六拾八銭五厘
 田反別 壱反拾四歩 同村字同所
 地價 金三拾九円六拾五銭八厘

畑反別 三畝廿三歩 大蔵村字地尻
 地價 金三円七拾四銭九厘
畑反別 五畝四歩 同村字同所
 地價 金三円九拾三銭弐厘
畑反別 壱畝九歩 同村字同所
 地價 金壱円五拾九銭壱厘 
畑反別 三畝拾八歩 同村字同所
 地價 金三円五拾八銭 
畑反別 弐畝三歩 同村字同所
 地價 金弐円五拾七銭
畑反別 弐畝拾歩 同村字同所
 地價 金弐円八拾六銭壱厘
畑反別 九畝三歩 同村字同所
 地價 金九円五銭八厘
畑反別 壱反壱畝拾八歩 同村字坊ノ上
 地價 金弐拾円八拾五銭四厘
畑反別 六畝廿八歩 同村字同所
 地價 金八円四拾九銭弐厘
畑反別 七畝廿五歩 同村字同所
 地價 金拾弐円廿八銭六厘
畑反別 三畝拾六歩 同村字入加
 地價 金四円三拾三銭
畑反別 七畝拾三歩 同村字小谷
 地價 金拾壱円六拾五銭九厘
畑反別 五畝拾壱歩 同村字御所谷戸
 地價 金九円六拾五銭四厘
畑反別 弐畝歩 根岸村字坂上
 地價 金壱円九拾八銭九厘
畑反別 五畝廿歩 同村字道上
 地價 金五円六拾三銭
畑反別 四畝歩 同村字同所
 地價 金六円七拾三銭弐厘
畑反別 五畝拾四歩 同村字川附
 地價 金九円拾九銭五厘

林反別 弐畝拾三歩 大蔵村字地尻 
 地價 金三拾六銭五厘
林反別 五畝三歩 同村字入加
 地價 金七拾六銭五厘
林反別 壱反五畝弐歩 同村同所
 地價 金弐円弐拾六銭
林反別 壱反壱歩 同村字小谷
 地價 金壱円五拾銭五厘
林反別 六畝拾五歩 根岸村字道上
 地價 金壱円六拾弐銭五厘
林反別 壱反四畝壱歩 将軍沢村字三反田
 地價 金弐円拾銭五厘
林反別 壱反七畝拾七歩 同村字大平
 地價 金八拾七銭八厘
林反別 弐反弐畝弐歩 同村字南鶴
 地價 金三円三拾壱銭
林反別 三反弐畝廿弐歩 同村字高城
 地價 金四円九拾壱銭
林反別 壱反五畝拾三歩 同村字同所
 地價 金弐円参拾壱銭五厘
林反別 壱町五畝廿壱歩 同村字同所
 地價 金拾五円八拾五銭五厘
林反別 四畝拾四歩 同村字同所
 地價 金六拾七銭

宅地反別 六畝拾五歩 根岸村字道上
 地價 金拾六円九拾八銭五厘
田反別 五畝拾九歩 将軍沢村字一町田
 地價 金弐拾壱円三拾四銭四厘
林反別 弐畝拾八歩 大蔵村字地尻
 地價 金四拾四銭 

一 檀徒(だんと) 三拾八人
一 管轄庁迄(かんかつかんちょうまで) 拾壱里弐町

00177

00178

00191

00184

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2003年5月14日 小川京一郎さん撮影

寺院明細帳 天台宗 明光寺 菅谷村(現・嵐山町)将軍沢 ルビ・注

埼玉縣管下武蔵国比企郡将軍澤村字八反田
 同縣同国同郡下青鳥村(しもおおどりむら)浄光寺(じょうこうじ)末
  天台宗寺門派(じもんは)*1
   明光寺(みょうこうじ)
  *1:天台宗の一派で、大津市の園城寺(おんじょうじ)を総本山としている。

一 本尊   薬師如来(やくしにょらい)
一 由緒(ゆいしょ)   不詳
一 本堂   間口六間
       奥行五間
一 庫裡(くり)  間口五間三尺
         奥行弐間三尺
一 門    間口一間半
       奥行一間
一 境内   四百六拾貮坪   官有地第四種
                昭和廿三年(1948)四月三十日四九四坪四七五
一 境外所有地
田反別(たんべつ) 貮畝(にせ)廿三歩(ぶ) 同村字五反田
 地價(ちか) 金九円五拾四銭七厘(りん)
田反別 貮反貮畝拾貮歩 同村字同所
 地價 金八拾四円八拾二銭三厘
田反別 壱反四畝四歩     同村字稲荷林
 地價 金三拾八円九拾貮銭三厘
田反別 壱反廿七歩 同村字坂上
 地價 金三拾七円五拾四銭六厘
畑反別 壱反貮畝拾五歩 同村字八反田
 地價 金六円五拾九銭四厘
畑反別 貮反壱畝五歩 同村字同所
 地價 金拾壱円拾六銭九厘
畑反別 三畝廿八歩 同村字東方
 地價 金貮円五拾五銭五厘
畑反別 六畝拾七歩 同村字同所
 地價 金五円七拾八銭三厘
林反別 五畝廿四歩 同村字中山
 地價 金壱円拾六銭
林反別 三反八畝四歩 同村字上大谷
 地價 金七円六拾貮銭七厘
林反別 二畝二十六歩 同村字同所一三八ノ一
 地價 金八拾貮銭
林反別 六畝拾五歩 同村字同所
 地價 金壱円三拾銭
林反別 三反四畝歩 同村字同所
 地價 金六円八拾銭
林反別 壱反壱畝廿六歩 同村字同所
 地價 金貮円三拾七銭三厘
林反別 四反八畝拾貮歩 同村字同所
 地價 金九円六拾八銭
林反別 壱反六畝拾壱歩 同村字同所
 地價 金三円廿七銭三厘
林反別 七畝拾七歩 同村字同所
 地價 金壱円五拾壱銭三厘
林反別 六畝廿九歩 同村字同所
 地價 金壱円三拾九銭三厘
林反別 五畝廿八歩 同村字東方
 地價 金壱円拾八銭七厘
林反別 壱反七畝拾七歩 同村字同所
 地價 金三円五拾壱銭三厘
林反別 貮反三畝廿七歩 同村字仲町
 地價 金壱円拾九銭五厘
林反別 壱反八畝四歩 同村字坂上
 地價 金貮円七拾貮銭
林反別 三反四畝廿九歩 同村字鶴巻
 地價 金五円廿四銭五厘
林反別 三反八畝廿六歩 同村字高城
 地價 金壱円九拾四銭三厘
林反別 壱反五畝三歩 同村字同所
 地價 金壱円廿六銭五厘
林反別 貮畝壱歩 同村字下大谷
 地價 金四拾銭七厘
林反別 四反五歩 同村字八反田
 地價 金八円三銭貮厘

一 檀徒(だんと)   廿人

一 管轄廰迄(かんかつちょうまで) 拾壱里
                     以上

 山林 四反五歩    地價金八円三銭   大字将軍沢字八反田
                           一八五番
 山林 壱反六畝拾壱歩  〃 参円貮拾七銭   〃  二八二番
 畑  四反拾八歩    〃 拾七円拾四銭   〃  一八五番
 畑  四反八畝拾弐歩  〃 弐拾壱円拾五銭  〃  二二〇番
 畑  壱反七拾歩    〃 九円拾六銭    〃  二八二番

00159
2003年5月14日 小川京一郎さん撮影

寺院明細帳 日蓮宗 宗信寺 菅谷村(現・嵐山町)鎌形 ルビ・注

埼玉縣管下武蔵國比企郡鎌形村字馬橋
 下総國(しもうさのくに)葛飾郡(かつしかぐん)真間村(ままむら)弘法寺(ぐほうじ)*1末
  日蓮宗(にちれんしゅう) 一致派(いっちは)*2
   宗信寺(そうしんじ)
    昭和十七年  月  日 規則ヲ認可ス
   *1:現・千葉県市川市真間4-9-1にある真間山弘法寺(ままさんぐほうじ)。
   *2:日蓮宗の一派。法華経二十八品の後半十四品を本門と、前半十四品の迹門(しゃくもん)に説かれる理は一致したものであって、勝劣はないのだと説く。現在の日蓮宗はこれに該当する。
 これに対して、法華経後半の本門がすぐれ、前半の迹門が劣ると説くのが勝劣派で、法華宗本門流・法華宗陣門流・顕本法華宗・本門法華宗・法華宗真門流・日蓮正宗などがある。

一 本尊 釋迦如来(しゃかにょらい)

一 由緒(ゆいしょ) 寛永元年(かんえい)(1624)三月創立
  開発主杉田兵都少輔宗信、開山日寶上人(にっぽうしょうにん)

一 本堂 間口(まぐち)七間 奥行(おくゆき)五間三尺

一 庫裡(くり) 間口六間 奥行四間

一 境内 四百廿六坪 官有地第四種

一 境外所有地 昭和廿三年(1948)四月廿八日 四二八坪六合
田反別(たたんべつ) 壱畝(せ)廿三歩 鎌形村字石代(こくだい)
 地價(ちか) 金拾三円四拾銭三厘
田反別 六畝九歩 同村字同所
 地價 金四拾五円五拾三銭三厘
田反別 八畝廿八歩 同村字同所
 地價 金六拾七円六拾五銭七厘
田反別 五畝廿五歩 同村字番匠免
 地價 金三拾六円拾六銭九厘
田反別 壱畝拾弐歩 同村字曽利町
 地價 金八円六拾七銭五厘
田反別 壱畝七歩 同村字同所
 地價 金六円七拾九銭三厘
田反別 三畝拾三歩 同村字木ノ宮
 地價 金弐拾壱円弐拾九銭八厘
畑反別 弐畝拾三歩 同村字番匠免
 地價 金弐円拾四銭弐厘
畑反別 八畝廿八歩 同村字北原
 地價 金九円九拾壱銭四厘
畑反別 八畝五歩 同村字同所
 地價 金九円五銭八厘
畑反別 弐畝拾壱歩 同村字兼ヶ谷戸
 地價 金弐円八銭壱厘
畑反別 七畝拾歩 同村字東上原
 地價 金八円拾四銭
畑反別 壱反壱畝五歩 同村字清水
 地價 金弐拾弐円六拾四銭四厘
畑反別 七畝三歩 同村字同所
 地價 金拾円三拾弐銭八厘
畑反別 壱畝廿二歩 同村字殿ヶ谷戸
 地價 金三円五拾壱銭九厘
林反別 弐町五反弐畝拾三歩 同村字大ヶ谷
 地價 金三拾七円八拾六銭五厘

一 檀徒(だんと) 百四拾人

一 管轄庁迄(かんかつかんちょうまで) 拾壱里

00079

00084

00077

00081
2003年5月14日 小川京一郎さん撮影

寺院明細帳 曹洞宗 班渓寺 菅谷村(現・嵐山町)鎌形 ルビ・注

埼玉縣管下武蔵国比企郡鎌形村(かまがたむら)字殿ヶ谷戸(とのがいと)
 同縣同国入間郡龍ヶ谷村龍穏寺(りゅうおんじ)*1末
  曹洞宗(そうとうしゅう) 了庵派*2(りょうあんは)
   班溪寺(はんけいじ)
   *1:埼玉県入間郡越生町龍ヶ谷の長昌山龍穏寺。本尊釈迦如来。江戸時代には総寧寺(そうねいじ)(現・千葉県市川市)、大中寺(だいちゅうじ)(現・栃木県栃木市大平町)とともに曹洞宗の関東三ヵ寺(関三刹)の一として関東の曹洞宗寺院を統括する僧録司だった。
   *2:南北朝・室町時代の曹洞宗の僧・了庵慧明(りょうあんえみょう)(1337-1411)を派祖とする日本曹洞宗の門流。了庵慧明は通幻寂霊の法をつぎ、1394年(応永1)、大雄山最乗寺(さいじょうじ)(現・神奈川県南足柄市大雄町)を開山。最乗寺了庵派は全国に4千余りの門流をもつ寺である。

一 本尊 釋迦如来(しゃかにょらい)
一 由緒(ゆいしょ) 建久元年(けんきゅう)(1190)十一月二十二日創立。当寺ハ木曽義仲長男清水冠者義高(よしたか)阿母(あぼ)*1威徳院殿班溪妙虎大姉ノタメニ創立スト云。妙虎大姉(みょうこだいし)ハ山吹姫(やまぶきひめ)ノ法号*2ナリ
    昭和十七年  月  日 規則ヲ認可ス
   *1:母を親しんでいう語。
   *2:戒名。

一 本堂 間口(まぐち)八間 奥行(おくゆき)七間

一 境内 千二百五拾四坪 官有地第四種

一 庫裡(くり) 間口七間 昭和廿三年四月廿四日 一三五五坪八七 奥行六間

一 衆寮(しゅりょう)*1 間口五間三尺 奥行三間
   *1:禅寺で、修行僧が食後の読書や喫茶など、知恵をみがき、心をみがくための寮舎。

一 鐘楼(しょうろう) 間口壱間二尺 奥行壱間二尺

一 土蔵 間口二間三尺 奥行三間三尺

一 表門 間口壱間二尺 奥行壱間

一 裏門 間口壱間一尺 奥行五尺

一 境外所有地
田反別(たたんべつ) 五畝廿七歩 鎌形村字石代
 地價(ちか) 金四拾円六拾貮銭貮厘
田反別 壱畝壱歩 同村字番匠免
 地價 金六円五銭九厘
田反別 四畝廿二歩 同村字曽利町
 地價 金貮拾七円七拾貮四厘
田反別 拾四歩 同村字同所
 地價 金貮円五拾七銭
田反別 七畝廿歩 同村字同所
 地價 金五拾円拾六銭九厘
田反別 三畝六歩 同村字同所
 地價 金貮拾円九拾三銭
田反別 八畝廿六歩 同村字同所
 地價 金四拾八円八拾三銭八厘
田反別 四畝廿六歩 同村字高城
 地價 金拾八円四拾五銭貮厘
田反別 四畝六歩 同村字同所
 地價 金拾五円九拾七銭三厘
田反別 貮畝歩 同村字北中島
 地價 金拾壱円七拾銭五厘
畑反別 八畝廿貮歩 同村字殿ヶ谷戸
 地價 金拾七円七拾銭
畑反別 壱反三畝壱歩 同村字北原
 地價 金拾八円九拾四銭壱厘
畑反別 九畝拾九歩 同村字南門
 地價 金拾七円三拾貮銭
畑反別 貮反六畝貮歩 同村字東上原
 地價 金貮拾八円九拾壱銭七厘
畑反別 貮畝廿九歩 同村字清水
 地價 金三円貮拾九銭
畑反別 四畝八歩 同村字東上原
 地價 金四円七拾貮銭八厘
林反別 三反壱畝拾八歩 同村字亀ノ原
 地價 金四円七拾四銭
林反別 貮畝拾三歩 同村字上ノ臺
 地價 金三拾六銭五厘
林反別 七畝八歩 同村字南中島
 地價 金壱円九銭
林反別 七畝拾七歩 同村字南原
 地價 金壱円拾三銭五厘
林反別 三畝廿八歩 同村字西上原
 地價 金五拾九銭
薮地反別 六歩 同村字北中島
 地價 金六厘

一 檀徒(だんと) 五百五拾五人

一 管轄廰迄(かんかつちょうまで) 拾壱里
                     以上

山林 壱畝拾九歩 鎌形字殿ヶ谷一九一〇番イ号
 地價 金貮拾五銭

00062

00066

00063

00068

00069
前大乗九十翁愚禅

00076

00073

00075
天神社
2003年5月14日 小川京一郎さん撮影

寺院明細帳 曹洞宗 遠山寺 菅谷村(現・嵐山町)遠山 ルビ・注

埼玉懸管下武蔵国比企郡遠山村字宮前
 群馬縣下上野国(こうずけのくに)緑野郡(みどのぐん)浄法寺村永源寺*1末
  曹洞宗通幻派(そうとうしゅうつうげんは)*2 遠山寺(えんざんじ)
   昭和十七年 月 日 規則ヲ認可ス
   *1:現・群馬県藤岡市浄法寺甲1873にある永源寺。『新編武蔵風土記稿』・『武蔵国郡村誌』の「上野国緑野郡御嶽村永源寺」は誤りで、「上野国緑野郡浄法寺村(じょうほうじむら)永源寺」が正しい。
   *2:曹洞宗は鎌倉時代に道元によって開かれた仏教の宗派。通幻派は南北朝時代に活躍した通幻寂霊の流れを汲んだ人びと。通幻禅師は越前、能登、丹波で活躍し、通幻派は曹洞宗のなかで大きな派になり、通幻の建てた福井県の龍泉寺は通幻派の本山になっている。

一 本尊(ほんぞん)   釋迦如来(しゃかにょらい)

一 由緒(ゆいしょ)   創立永正二年(えいしょう)(1505)北條家ノ籏下(きか)*2遠山右エ門太夫藤原光景之開基ニシテ慶安二年(けいあん)(1649)徳川政府ヨリ御朱印高拾石下賜リ代々是(これ)ヲ領ス明治元年(1868)御上知(おんあげち)被仰付候
   *1:小田原北条氏。
   *2:部下。

一 本堂   間口拾間三尺 奥行(おくゆき)七間三尺

一 庫裏(くり)*1 間口八間 奥行四間三尺
  土蔵 間口参間半 奥行弐間
   *1:住職やその家族などの住む所。

一 境内 九百九拾九坪 官有地第四種
    昭和廿三年四月七日
     一〇一五坪九七

一 境外所有地
山林(さんりん) 六町(ちょう)参畝(さんせ)五歩(ぶ) 遠山村字寺山
 地價(ちか) 金六拾円三拾壱銭六厘
墓地 壱畝拾貮歩 同村字同所

一 管轄廰迄(かんかつちょうまで) 拾貮里廿町(じゅうにりにじゅうちょう)
             以上

山林 貮反五畝四歩 大字遠山寺山
 地價 金弐円五拾壱銭参厘
山林 貮畝六歩 大字遠山字嘉原
 地價 金弐拾弐銭
山林 三反七畝弐歩 同上 二百七十八番ノ一
 地價 金参円七拾四銭
山林 壱反四畝弐拾壱歩 大字遠山字嘉原二七九番
 地價 金壱円四拾七銭

大字  字   地番   地目  段    別   地 価
                 町反畝 歩     円
遠山  坂下   六   田     九一二    二四、三七○
 同  宮前 一九一   同     二二三     七、一七○
 同  同  一九五   同    一二二○    三二、八五○
 同  同  二一三   同    一五二八    四一、三二○
 同  同  二一五   同     五二八    一三、八六○
 同  坂下   九ノロ 同      一五     一、三○○
 同  宮前 一八○   畑     三一三     四、七九○
 同  同  一八一   同    二八一三    三九、六三○
 同  同  一九六ノ一 同    一四一七     九、二三○
 同  同  二一四   同    一八○八    一五、○四○
 同  同  二○八   同     七○七     八、七○○
 同  同  二二一   同     七○七    一○、○八○
 同  同  一七六   同    一二二五    二二、七七○
 同  同  一七七   同    一○二八    一七、三二○
 同  坂下   九ノイ 同     二○九     一、九○○
 同 山ノ根  五七   同     三○八     四、五五○
 同 木ノ下 二四三ノ一 同     三一四     四、八三○
 同  嘉原 二七四   山林  一一九一○    一一、九三○
 同  同  二七八ノ一 同    三七一二     三、七四○
 同  宮前 二○九   原野    一一七       一六○
 同  嘉原 二七八ノ二 宅地     九五坪九五 一九、一九○ 
 同  寺山 二六七ノ一 山林  五六九二九    五○、○一○
 同  同  二六七ノ五 同     四一五       四四○
 同  同  二六七ノ三 同    二○一九    一六、九八○
 同  同  二六七ノ四 同     八○二     六、六三○

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2003年5月14日 小川京一郎さん撮影

地誌の用語:官有地・民有地の区分

官有地・民有地の区分

官有地
●官有地第1種
 地券ヲ発セス地租ヲ課セス区入費ヲ賦セサルヲ法トス。
 皇宮地(皇居・離宮等)、神地。

●官有地第2種
 地券ヲ発シ地租ヲ課セス区入費ヲ賦スルヲ法トス。
 皇族賜邸、官用地。

●官有地第3種
 地券ヲ発セス地租ヲ課セス区入費ヲ賦セサルヲ法トス。
 但 人民ノ願ニヨリ右地所ヲ貸渡ス時其間借地料及ヒ区入費ヲ賦課スヘシ。
 山岳丘陵林藪原野河海湖沼池沢溝渠堤塘道路田畑屋敷等其他民有地ニアラサルモノ。
 鉄道線路敷地、電信架線柱敷地、灯明台敷地、行刑場。
 各所ノ旧跡名区及ヒ公園等民有地ニアラサルモノ、人民所有ノ権理ヲ失セシ土地。
 民有地ニアラサル堂宇敷地及ヒ墳墓地。

●官有地第4種
 地券ヲ発セス地租ヲ課セス区入費ヲ賦スルヲ法トス。
 寺院大中小学校説教場病院貧院等民有地ニアラサルモノ。


民有地
■民有地第1種
 地券ヲ発シ地租ヲ課シ区入費ヲ賦スルヲ法トス。
 人民各自所有ノ確証アル耕地宅地山林等ヲ云。

■民有地第2種
 人民数人或ハ一村或ハ数村所有ノ確証アル学校病院郷蔵牧場秣場社寺等官有地エアラサル土地ヲ云。

■民有地第3種
 地券ヲ発シ地租・区入費ヲ昧スルヲ法トス。
 官有地ニアラサル墳墓地等ヲ云。

     「明治7年(1874)11月7日大政官布告第120号布告」等による。

寺院明細帳 天台宗 積善寺 七郷村(現・嵐山町)杉山 ルビ・注

埼玉縣管下武蔵国比企郡杉山村字上城ヶ谷戸
 同縣同國男衾郡(おぶすまぐん)赤浜村*1普光寺(ふこうじ)*2末
  天台宗(てんだいしゅう)*3 比叡山派(ひえいざんは)
   積善寺(しゃくぜんじ)
   *1:男衾郡赤浜村は現・寄居町赤浜。
   *2:大悲山瑠璃光院。本尊は薬師如来。開山については不明。江戸の寛永寺末で、末寺14を持った。寛文年間(1661〜1673)に、住持伝海が比企郡中爪村普光寺(現小川町中爪)へ隠居しないままに移住。赤浜の普光寺を無住兼帯として留守居を置いた。伝海は中爪に葬られている。
   *3:唐で学んだ最澄(さいちょう)が帰国後開いた仏教の宗派。

一 本尊(ほんぞん) 阿彌陀如来(あみだにょらい)

一 由緒(ゆいしょ) 抑(そもそも)当山者(は)人皇(にんのう)*1第一百五代後柏原院(ごかしわらいん)*2御宇(おんう)*3大永(たいえい)五年(たいえい)(1525)ノ草創(そうそう)ニシテ祐源阿闍利(ゆうげんあじゃり)の開基(かいき)ナリ。本尊ハ則チ開祖(かいそ)自ラ彫刻(ちょうこく)し玉(たま)フ尊像(そんぞう)ナリ。其原由ヲ尋(たずね)ルニ城跡(しろあと)ノ山腹清泉(せいせん)アリ、往昔(おうせき)根本大師*4福聚金剛(ふくじゅうこんごう)*5此処(ここ)ニ於テ金光明経(こんこうみょうきょう)廣説(こうせつ)し玉(たま)フ聖地(せいち)ナリ云々(うんぬん)。彼ノ至徳(しとく)ニ慣(なじみ)テ祐源阿闍利爰(ここ)ニ一宇(う)ノ精舎(しょうじゃ)ヲ建立(こんりゅう)、彌陀(みだ)*6ノ尊軀(そんく)ヲ奉(あんち)安置(たてまつり)、國家安穏(こっかあんのん)萬民豊楽(ばんみんほうらく)ノタメニ金宝山玉ノ法會(ほうえ)ヲ修行し玉フ靈場(れいじょう)ナリ。依之(これにより)、号ヲ福王山(ふくおうざん)泉明院(せんみょういん)積善寺ト称(しょう)ス。
   *1:天皇。
   *2:後柏原天皇。第104代天皇。在位1500年〜1526年。
   *3:時代。
   *4:最澄(767年〜822年)のこと。
   *5:福聚金剛は最澄の金剛名(こんごうめい)。福寿金剛は寳幢如来(ほうどうにょらい)をさす。
   *6:阿弥陀如来。

一 本堂 間口(まぐち)七間(けん)三尺(じゃく) 奥行(おくゆき)六間

一 庫裏(くり) 間口二間三尺 奥行三間三尺

一 境内(けいだい) 貮(に)百八拾(じゅう)七坪(つぼ) 官有地第四種

一 境内所有地
田反別(たたんべつ)貮(に)畝(せ)廿(にじゅう)八歩(はちぶ) 杉山村字表猿ヶ谷戸(おもてさるがいと)
 地價(ちか)金八円拾七銭(せん)
田反別四畝拾歩 同村字岩花
 地價金拾七円九拾銭壱厘(いちりん)
田反別壱反四畝三歩 同村同字
 地價金四拾八円五拾六銭貮厘(にりん)
田反別壱反拾四歩 同村同字
 地價金三拾六円三銭貮厘
畑反別(はたけたんべつ)九畝七歩 同村字玉ノ岡
 地價金八円三拾貮銭三厘
畑反別壱反八畝六歩 同村同字
 地價金拾六円四拾銭貮厘
畑反別五畝貮歩 同村同字
 地價金四円五拾五銭九厘
畑反別壱反四畝廿四歩 同村同字
 地價金拾四円七拾壱銭九厘
林反別(はやしたんべつ)八畝拾六歩 同村字上城ヶ谷戸(かみじょうがいと)
 地價金壱円貮拾八銭
林反別四反五畝壱歩 同村字下城ヶ谷戸(しもじょうがいと)
 地價金六円七拾五銭五厘
林反別貮畝四歩 同村字玉ノ岡
 地價金三拾貮銭
林反別貮畝歩 同村同字
 地價金三拾銭
荒地(あれち)反別壱畝拾五歩 同村字岩花
 明治九年ヨリ仝十七年迄九ヶ年季(ねんき)

一 檀徒(だんと) 三拾九人

一 管轄庁(かんかつちょう)迄(まで) 拾貮里(じゅうにり)貮拾五町(にじゅうごちょう)
                     以上

外ニ
山林(さんりん)壱反六畝拾八歩 杉山村字上城ヶ谷戸
 地價金貮円四拾九銭
原野(げんや)貮反歩 地價金四拾銭 〃字裏猿ヶ谷戸(うらさるがいと)九四九番ノ七
山林壱反五畝歩 地價金弐円五拾弐銭 〃字上城ヶ谷戸六〇一番ノ一

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